妻が他界して1年がたった頃、当時8歳の娘と3歳の息子がいた。

617: なごみ 2011/05/17(火) 01:24:02.84 ID:0eeM13Rh0
559 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/06/16(火) 20:52:05.49 ID:Q3nupJSMO 

もう10年も前の話 
妻が他界して1年がたった頃、当時8歳の娘と3歳の息子がいた。 
妻がいなくなったことをまだ理解できないでいる息子に対して、私はどう接してやればいいのか、 
父親としての不甲斐なさに悩まされていた。 
実際私も、妻の面影を追う毎日であった。 
寂しさが家中を包み込んでいるようだった。

そんな時、私は仕事の都合で家を空けることになり、実家の母にしばらくきてもらうことになった。 
出張中、何度も自宅へ電話をかけ、子供たちの声を聞いた。 
2人を安心させるつもりだったが、心安らぐのは私のほうだった気がする。 

そんな矢先、息子の通っている幼稚園の運動会があった。 
“ママとおどろう”だったか、そんなタイトルのプログラムがあり、園児と母親が手をつなぎ、 
輪になってお遊戯をするような内容だった。 
こんなときにそんなプログラムを組むなんて・・・


618: 617の続き 2011/05/17(火) 01:25:25.75 ID:0eeM13Rh0
「まぁ、行くよ♪」 
娘だった。 
息子も笑顔で娘の手をとり、二人は楽しそうに走っていった。 
一瞬、私は訳が分からずに呆然としていた。 
隣に座っていた母がこう言った。 
あなたがこの間、九州へ行っていた時に、正樹はいつものように泣いて、 
お姉ちゃんを困らせていたのね。 
そうしたら、お姉ちゃんは正樹に、「ママはもういなくなっちゃったけど、お姉ちゃんがいるでしょ?」 
「本当はパパだってとってもさみしいの、」 
「だけどパパは泣いたりしないでしょ?」 
「それはね、パパが男の子だからなんだよ。まぁも男の子だよね。」 
「だから、だいじょうぶだよね?」 
「お姉ちゃんが、パパとまぁのママになるから。」 
そう言っていたのよ。 

何ということだ。 
娘が私の代わりにこの家を守ろうとしている。 
場所もわきまえず、流れてくる涙を止めることが出来なかった。 

10年たった今、無性にあの頃のことを思い出しまた涙が出てくる。 
来年から上京する娘、おとうさんは君に何かしてあげられたかい? 
君に今、どうしても伝えたいことがある。 
支えてくれてありがとう。 
君は最高のママだったよ。 
私にとっても、正樹にとっても。 
本当にありがとう。


619: なごみ 2011/05/17(火) 02:01:56.15 ID:fiU8EetGP
イイハナシダナー(ノД`)・。゚


620: なごみ 2011/05/17(火) 02:18:54.95 ID:XPofU/yx0
なごまねえよ!!!。゚(゚´Д`゚)゚。


621: なごみ 2011/05/17(火) 02:48:05.73 ID:c9EeLLPBO
>>617 
ちくしょう泣かせやがって(;_;) 
どうか家族全員、末永くお幸せに


引用元: ・あなたの心がなごむとき〜第61章

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