俺は息子の疲れでうとうと、当時の俺と同じぐらいの年の何処となく気品なにほいのする女性が イナイイナイバァをして、息子をあやしていた。
流れを読まずに豚切りサマソー。
詳しいことは端折るが、
10年ぐらい前、家族が出払って、
俺が生まれて半年ほどの息子と二人で留守番してたときの話。
俺は息子にベビーベットで哺乳瓶でミルクを飲ませながら、
仕事の疲れもあって、うとうととまどろんでしまった。
目を開けると、そこには藤色の和服を着た、
当時の俺と同じぐらいの年の何処となく気品なにほいのする女性が
イナイイナイバァをして、息子をあやしていた。
「あれ?誰だったっけ…」
なんて考えていると、その女性は調子に乗って、再び手で顔を隠し、
次の瞬間、
「ぶふぉっw」
そこには彼女のコロッケや志村がするようなアイーン顔がw
あまりの意外さに俺、思わず抜き出したw
彼女は、はっと俺が見ているのに気がついて、
なんともいえぬ空気が数秒ほど流れた後、
彼女は再び顔を隠したかと思うと、フェードアウトして消えていった。
続く
それがこの世ではないモノだとは分かったが、
怖さはみじんもなく可笑しさだけが残ったw
夢かも知れないので誰にも話さずにいたが、
一ヵ月後、相棒もにたような体験を仕事から帰ってきた俺に
フンガフンガ言いながら興奮して話したので、俺も打ち明けた。
彼女に心当たりがないので、相棒なんかにも聞いてみたが、
今も正体がわからずじまい。
ただ、色々と息子を守ってくれたりしてくれてるので、
「れい子さん」とウチでは呼んで、お茶と甘いものをお供えしている。
このれい子さん、おっちょこちょいの性格らしく、
夜中にデジカメいじってフラッシュ機能に驚いてタンスかなんかにぶつかったり、
お供え物の近くに置いてあったドンパッチに手をだして、
「あひひゃうぉぉぉっ!?」っと奇妙な叫び声をあげたときもあるw
まぁ、置き忘れてた俺も悪いんだけどさ…。食うなよw
最近はめっきり姿を見せなくなって、
どこか他にいっちゃったのかなと思っていたら、
二人の息子いわく。
「紫のおばちゃん、運動会と授業参観に来てた」と。
相棒も俺には言わないだけで、最近も
他にもいろいろとやらかしてるっぽいw
どういう人なんだろう。なんか可愛い
どちらにしても、ほのぼのする
てかドンパッチwww 食べちゃ駄目だwww
引用元: ・あなたの心がなごむとき〜第61章
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