私は今、34歳です。結婚して6年ですが子供はいません。
どうして子どもがいないのかと原因を考えると、ひとつは親の教えのせいかもしれません。
私の両親は私が物心ついた時にはすでに不仲でした。
しかし離婚はせず、母親は自分の結婚生活に不満たらたらの人で「子供が4人もいるせいで離婚出来なかった」とよく私たち子供に愚痴っていました。
そのせいなのか、他の要因もあるのか自分でもよくわかりませんが私はごく自然と結婚や出産願望といったものが無いまま大人になりました。
夫婦共に子供が嫌いなわけではありません。
街で小さな子供を見ると純粋に可愛いと思いますし、夫がもしも突然亡くなったら1人ぼっちになってしまうのは悲しいので夫との間にあいのこが居たらいいな、とも思います。
でも逆に世間で起きる小さい子供がまきこまれた悲惨なニュースなんかを見る度に「子供が居なくて良かった。こんな世の中に産んだらかわいそうだ。」という気持ちにもなります。
あと、単純に出産が痛そうで怖いというのもあります。
だからすごく悩んでいます。
悩んだまま6年間経ちました。
私は結婚して6年も経つのにいまだに自分で「子供が欲しいのか欲しいないのか」が決まりません。
そのことについて最近は年齢的に早く答えを出さなきゃなぁ、と少し焦っています。
でも、こればかりは人に聞いても答えは出ませんし夫婦で話し合って決めていこうと思っているのでいいのですが、今日書きたいのはこんな「子供のいない既婚女」として生きていて感じる世の中の窮屈感についてです。
私は6年間「子無し既婚女性」として生きてきて人から様々なことを言われてきました。
私は元々、日常に不満が溜まったりするとインターネットの中に同じような思いをした人の文章を探し求めて、共感をして癒されたいと思う性分なのですが、実はこの件についてなかなか同じ境遇の人の文章に出会えず今日まできました。
私としては同じ「子無し既婚女性」で「子供を産むか産まないか悩み中」の人の気持ちが読みたいのですが、インターネットの中で見かける「子無し既婚女性」関連の話題は「不妊」か「DINKS」が圧倒的に多く、その時点でどちらにも当てはまらない私は疎外感を覚えました。
インターネットの世界は、世の中の縮図のはずなのでこうして私と同じ境遇の人が見つからないと、まるで私のような境遇の人は世の中には存在しないことになっているように感じて少し寂しくなります。
だから出逢った「子供を産んだことのある女の人」(近所の人や先生やバイト先のパートさんなど)には仲良くなるといつも「子供産むの大変?」「なんで子供産もうと思ったの?」と聞いてきました。
しかし誰1人私が納得できるような明確な答えをくれませんでした。
代わりに女の人達は優しく言いました。
「まぁ大変だけど、あなたもきっと大人になってそういう相手が出来たら自然と産みたくなるものよ。」と。
だから私はそれを一応信じてきたのです。本当はそう言われる度に「みんなそういうけどほんとか?」と半信半疑でしたが、それしか信じるものがないので仕方なく信じました。
そして「よくわかんないけど大人になったら、あるいは結婚したら、自然と子供が産みたくなるように出来てるんだろう」と未来の自分の変化をアテにしてきました。
しかし実際は結婚してもさして私の心境は変わらなかったので「結婚したら何か劇的に心境が変化するはず」というのは、私の勘違いだと分かり20年来のアテが外れてガッカリだったというわけです。
女の人の中には「適齢期になると自分の意志とは別に『本能』みたいなものが働いて自然と産みたくなった」と言う人もいました。
他の女性達の言う「時が来たら自然とそうなる」の「自然」も、突き詰めればそういう「本能」を指しているのかもしれません。
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