ヨネちゃん一家から「うちで働きませんか」とのお誘いが。
最近仲良くなったブラジル人(日系3世)が話してくれた祖父と祖母の馴れ初め話。
ブラジル移民として渡った祖母一家。祖母だとなんかわからんから「ヨネ」にしとくか。
そのヨネちゃん。ブラジルに行ったときは五歳ぐらい。
で、一家はもちろん農園のお手伝い。
同じ農園で働いていたのが、祖父の「アレックス」。
ちっちゃいのに働き者のヨネちゃんに興味を持った。
数年後、同じぐらい働いていたのに、日本人一家は自分の農園を持って独立。まあ、開拓したんだろうけど。
アレクとヨネちゃんは離れ離れ(といっても仕事場だけ)に。
日本人は働き者で、節約上手。同じ給料なのに、もう独立したんだと感心していたら、
その数年後には中規模農園のオーナーに。
まだ前の農園で働いていたアレクとその家族に、ヨネちゃん一家から「うちで働きませんか」とのお誘いが。
お世話になったからという理由だったそうだ。
そして、ちょっと大人になったヨネちゃんにもびっくり。なんかまだちっちゃい(日本人だからです)。
アレクはそこで考えた。
ちっちゃくて可愛らしいくて働き者のヨネちゃんと結婚すれば、自分も農場のオーナーになれると。
そして、念願かなってヨネちゃんが18歳の時に結婚。アレクも一生懸命働いて、農場主になりました。
しかし、あんなにちっちゃくて可愛らしくて大人しかったヨネちゃんは激変。
鬼嫁となって、裕福になったはずのアレクを働かせます。
もちろん、ヨネちゃんも働いているので文句は言えません。
「もう、従業員に任せていいんじゃないか」と言ったら激怒し、
「働かない(体を動かさない)人にご飯はあげません!」
と怒鳴られ、結局はヨネちゃんが亡くなるまで働いていたそうです。
長かったので続きます。
その祖父から、日本へ留学する時にいわれた言葉が、
「裕福になりたければ、一生働くのを覚悟の上で日本人の奥さんを見つけてこい。
それなりでいいのなら、ブラジル人か日系の嫁を探せ」だったそう。
それでも、ヨネちゃんの好物だった「かりんとう」は、アレクの好物となり、
今でも月に一度は送っているそうです。
「かりんとうを食べると、必死で働かされていたことも思い出すが、ヨネちゃんの笑顔も思い出すんだ」
とのこと。でも、毎月一箱は送り過ぎだと思うんだ(・ω・)
どんだけ辛い日々と笑顔思い出すんだよアレク。
ちなみに、来ているブラジル人留学生は、きっちり日本で
「日本語が堪能な日系ブラジリアンのグラマーな彼女」を見つけて、
いちゃいちゃしてます。
くっそ!ブラジル人くっそ!
しかしアレク18才で結婚してずっと一緒だったのか
素敵な思い出話だな
ストーリーとか全然違うけどなんか映画のビッグフィッシュ思い出した
鬼嫁でもヨネちゃんがいいんだよね。
しかし孫がかりんとう送ってるのも可愛いなあ!
じいちゃん元気だなw
せっせと働いてたおかげだろうね。
引用元: ・あなたの心がなごむとき〜第56章
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