嫁「そういえば、キクラゲってクラゲなんでしょうか? それとも海草なんでしょうか?」
俺「・・・キノコだよ?」
嫁「またまたwww」
俺「・・・・・・」
嫁「・・・・・・ホントに?」
嫁「そういえば、キクラゲってクラゲなんでしょうか? それとも海草なんでしょうか?」
図書館司書だった嫁
正月休みにkwsk書いてみた。んで、ちょっとお邪魔させてくれ
198 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2012/12/03 00:55:55
図書館で借りた本に栞が挟まってた。
タティングレースで編んだいかにも手作りっぽい可愛いしおりは、
すごく手が込んでる様に見えたから、返却する時に司書さんに頼んだ。
俺より前に借りた何人かのうちの誰かが忘れたものだと思ったので。
「すごくきれいで勿体無いので、できれば返してあげて下さい」
「はい、お預かりします」
自分で頼んでおいてアレだけど、そんなの本来の仕事じゃないだろうに、
いわゆる文学少女がそのまま大人になったみたいなメガネの司書さんは、
愛想良く笑った。きっとこの人に預かってもらえれば持ち主に戻るって、
根拠も無く俺は思った。そういう笑顔だったね。
自分の手を離れて安心してしまい、そんな事すっかり忘れた一ヶ月後の
図書館で、司書さんに話しかけられた。
「あの栞、ちゃんとお返ししておきました」
「あー、ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ、ありがとうございました」
「?」
改めて司書さんにお礼言われたのがいまいち腑に落ちなかったが、
その理由は後で解った。
栞は司書さんが自分で本を借りた時に挟んだままにしてしまったもので、
編み物も得意な本人の手作り。その場でお礼を言いたかったけど、
利用者の情報は秘密厳守なので、ひとまず、預かったということにした
というのが真相だった。あれは素で嬉しかった笑顔だったのね。
てなわけで、その司書さんが嫁です。
嫁の友達に言わせると、嫁は俗にいう【アゲマン】 だけど、嫁を裏切ると男は病気や怪我、大きな失敗に遭うらしい。
俺20代後半 嫁6つ上
出会いは6年前。
当時俺はとある有名人に憧れて、同じ世界に入るために
関連する教室でバイトしながら下積み生活をしていた。
当時、プライベートで怪我したりして、思うように生活出来なくて、
内心夢を諦めかけていた。そんな時期に教室に入会してきたのが今の嫁。
本来なら俺みたいな下っ端アシスタントが、入会した初心者の相手はせず
ベテランさんが担当するんだけど、所用で休みだったから
急遽俺が担当することに。
俺はあまり人付合いが得意じゃないし、相手も新人だから、共通の会話が
うまく見付かるか不安で、少々キョドっていた。
でも、嫁は人見知りしない性格と、まるで人の心を読んでるかのような雰囲気があって
そんな俺のことをかるーく笑い、嫁のリードで会話が始まった。
いきなりくも膜下でダウン、一人で何とか病院に行くが緊急で手術できるところに運ぶ為 付き添い必要
離婚話が進まないので相談に乗ってあげて、その後離婚成立
たまに食事に行くくらいの付き合い、しかしある日自分が朝起きたら
いきなりくも膜下でダウン、一人で何とか病院に行くが緊急で手術できるところに運ぶ為
付き添い必要、そこで呼んでもらう、無事手術終了
彼女が付き添い、あわてて飛んできた親とも会う。
そのまま付き合い今に至る。
ちなみに年上6つ上です。
瘤つきだが、もう成人しているのでよしとする。
嫁は「じゃ、誰が好きなのか告白しなさい。後で本人にも言ってよね」
5歳から通いはじめ、俺と同年代の人がいなかったので
同い年の嫁と組んでは稽古していた
この頃は女子の方が体が大きいので嫁は強く
俺はよく負かされては泣いていた
師範からは「負けなさい、強い人は勝った数の何十倍も負けてるんだよ」と言われては励まされていた
徐々に勝てるようになってきたのが10歳頃
この頃から泣くのが俺から嫁になってきた
俺も嫁もド級の負けず嫌い、ヘッドギアをしているとはいえ
毎回傷を作るくらいボッコボコに殴り合った
中学に入ってから、男女差が顕著に出はじめ
組んでも練習にならなくなってきたので
最後のスパーリングでお互い何かを賭けて勝負した
その賭けがお互い好きな人に告白するという今考えれば馬鹿げた内容だったが
そんな恥をさらすわけにはいかないと全力での殴り合い
結果は嫁お得意のハイキックで俺がダウンして立ち上がれず俺の負け
嫁は「じゃ、誰が好きなのか告白しなさい。後で本人にも言ってよね」と問い詰める
俺はグルグル揺れる頭の中で「お前だよ」と言いたいが恥ずかしくて言えない
嫁の「本当に誰よぉ、好きな人くらいいるんでしょ?」と追い撃ちをかける
意を決して俺は「分かったよ、言えばいいんだろ。お前だよ」と言った
一気に固まる嫁、何秒かして一気に顔が真っ赤になって
嫁は「はぁぁぁぁ!?あたし!?いや、ちょっ…まっ…、あぅ…///」としおらしくなる
今度は俺が追い撃ちをかけるように
「好きなのはお前だよ、嫁子だよ。いつから好きになったかは分からないけどな」と言い切った