425: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2013/09/07(土) 19:22:05.24 ID:9Tzm7cn5
バス繋がりで思い出した中学生の頃の修羅場。 
いつもの最寄駅でバスに乗り、一番後ろの端の席へ座った。 
家方面の路線は人が凄く少ないので、段々乗客もまばらになり、私が降りる頃にはいつもの様に私一人に。 
ずっと外を見ていたがふと前を向くと、通路に財布が落ちてた。 
真っ黄色のシャネルの長財布。 
しかもはち切れんばかりにパンッパンだった。 
太った金魚の腹のように丸くパンッパン。 
目が飛び出そうなくらい驚いて、思わず(いくら詰まってんだ!?)と内心ぐわんぐわんした。 
純粋にいいな欲しいなとか、落とした人はさぞ困ってるだろうとか、運転手さんは気付いてるのかとか、ブランド財布があんなパンパンなんて普通の人の財布じゃないとか、ありとあらゆる事が頭を駆け巡ってた。 
もう降りるバス停がすぐそこだ!ってギリギリまで財布から目が離せなかった。 
今だったら普通に拾って運転手さんに渡すけど、当時中学生の私は触るのも怖くて、何を思ったか何も見なかった事にして財布を跨いで通路を歩き、何事もなかったかのようにバスを降りた。 
あんなに堂々とド真ん中に落ちてる物を、視界に入ってません顔で歩き知らん振りして運転手さんの横を通る瞬間が修羅場だった。 
あの財布はあの後どうなったのかなぁ。 
ちゃんと持ち主の元へ返ってるといいな。 
しかしいったい何であんなパンパンだったのか…札束でなく案外レシートとかかもしんないw