父がパチンコで多額の多重債務を作った。 長年パチンコと借金返済に給料のほとんどを使っていた。
父がパチンコで多額の多重債務を作った。
それなりに稼ぎがあるにも関わらず、長年パチンコと借金返済に給料のほとんどを使っていた。
でも母が正社員役職持ちだったおかげで私達兄弟(兄姉私)が子供の頃生活に困る事は無かった。
ある時、とうとう父の給料だけでは首が回らなくなり、借金の全貌を父が母に打ち明けた。
それまで生活費だけでなく借金返済の一部を負担してしまってたらしい母はあまりの額に激怒。
離婚話になって家族会議をした。
でも当時すでに社会人で家を出ていた兄と姉は家族会議には中々参加できず、大学生だった私と両親のみで話し合う事が殆どだった。
兄と姉には「すまんがよろしく」と言われた。
そこで末っ子だった私ははっちゃけてしまった。
父は感情的な人間で、カッとなりやすい。頭に血が昇ると暴言を吐く。
その暴言の矛先を母ではなくて自分に向けて母を守らねば!
可哀想な母の盾にならねば!
と思い込んだ。
話し合いでは何度も父に暴言を吐かれた。
・債務整理をプロに依頼
・借金返済のメドがたてば離婚は延期(母の意思)
という事が話し合いで決まった。
弁護士会の無料相談に行き、司法書士さんを紹介してもらい債務整理を依頼。
父の稼ぎならパチンコさえしなければ無理のない返済計画で完済出来る予定だった。
ところが、父がまだパチンコに行っていた事が発覚して離婚話が再燃。
再度家族会議する事に。
その時はたまたま姉が仕事休みで参加出来た。
私が「パチンコもう行かないって約束したじゃん」と言ったら父が激昂。
「うるさい!こんな皆敵のような家族の中にいたらストレスたまるんだよ!お前(私)親を親とも思ってないよな!」
と怒鳴られた。
落ち着いてよ、と言うがこちらが冷静だと余計癪にさわるみたいでヒートアップする。
「仕方ないじゃない!○○(私)はこういう話し方しか出来ないの!」
と父の腕を掴んで叫んだ。
目の前が真っ白になった。
姉は自分を頼りにしてくれてると思ってた。
でも違って、無駄どころではなくマイナスなやり方してると思ってたのか、とショックだった。
話し合いがなんとか終わり父が寝室に引っ込み、姉が自分の住居に帰った後に、ショックを引きずったまま母に
「今日、姉に言われた事ショックだった」とポツリと言ってみた。
母からの返答は無かった。
そこで初めて自分のはっちゃけに気付いた。
あ、無駄な事してた。って心が折れた。
自分が勝手にしたことだけど、頼られてる、と勘違いして暴走した自分が情けなかった。
それからしばらくして私も家を出た。
今現在、父は借金は完済して両親は離婚していない。
父はこそこそパチンコに行ってるみたいだけど借金作らないならどうでもいい。
両親には育てて貰った事は本当に感謝してるし、姉とも普通に仲はいい。恨みなんてない。
一番大変だったのは母だろうと思う。
姉の言葉は父を宥めようと咄嗟に出た何気ない言葉だったと思うし
実際私のやり方は今思えば父を追い詰めるだけで正しくなかったと思う。
でも、今でもたまにあの話し合いの一連を夢に見て、あの情けなさが甦って目が覚めた後に泣いてしまう。
いつか記憶が消えればいいなと思ってる。
借金作ったりパチする父親がバカで、しっかりしない母親がアホ、
ふだんは知らん顔で肝心な時に妹を悪者にする姉が糞、
なんで自分が悪いことにしてんの。カス家族にコントロールされて
罪悪感背負わされてるだけだ。目を覚ませ〜。
あんたはいい子や
うちの弟もそれだわ
引用元: ・今までにあった修羅場を語れ 29話目
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