ギタリストの彼氏が突然就職宣言。彼氏の母親。 「彼氏がねー数日前から帰ってないの。」
当時2年付き合ってた彼と結婚の話もでていて、プロポーズもされてました。
当時私は正社員で彼はギタリスト。
でも職が職なだけに、幸先が不安だったけど一応安定した収入もあったようで
2人で結婚式場とか住むところとか、色々考え試行錯誤していました。
数ヵ月後。彼氏が突然就職宣言。
あれ??と思ったけど、安定した職であったため素直に了承。
だけどここからが修羅場への入り口でした。
「今日残業で遅くなるから」と頻繁にメールが入るようになりました。
就職して間もない頃で、会えない日もここ数週間続いていた。
不安だったけど仕事が慣れるうちまでは仕方がない、と半強制的に
自分を納得させ電話を切っていた。
数十分後、彼の自宅から電話。出るとなんと彼氏の母親。
「彼氏がねー数日前から帰ってないの。」
え・・・・???
意味が分らず、理由を聞くと「出張で明日の夕方には帰るから」と言い残し、
一泊の出張の割には大きな荷物をまとめて家を出たらしい。
もちろんすぐに携帯へ電話。だけどすぐに留守電。
・・・考えてみれば就職して間もない頃、「気が散るから携帯へ電話するのを止めて欲しい」と釘を刺され
用事があるときはメールにしていた。
とりあえず、留守電にメッセージを残し電話を待つことに。
深夜、友達のMからメール。
「○○(行き着けのBAR)に居るんだけど、偶然彼氏と会った。」
すぐMへ電話。
「一人だったようだけど、私が声をかけにカウンターへ行ったら逃げる帰っちゃったよ・・・?
私ちゃん達になにかあった?」
かくかくしかじか説明すると
「すれ違う時にちょっと香水の匂いがしたんだよね・・・」
お、女?でも一人って言ってたし・・・モヤモヤしたまま就寝。
その日電話するも、コールは鳴るようだけどまた留守電に。
仕事も手に着かず、連絡が取りたい気持ちだけがどんどん進みドツボ状態。
数日後。
はっぱかけて公衆電話からかけてみる。
コールが数回続いた後、なんとHが出たんです!
「わたしだけど・・・?」
「は?誰?」
「私だよ!彼氏でしょ?なんで携帯でないの?」
「お前なんか知らん(ガチャ)」
一体彼に何があったのでしょうか?(続く)
(続き)
次の日。
「ずっと残業で遅くなってごめん、今日も遅くなるけど心配しないで。」と彼からメールが。
え??は???理解不能。昨日電話で「お前なんか知らん。」と切られたばかり。
電話をしてみるとアッサリ彼氏が出て、「そんな事言った覚えもないし、だいたいお前からの電話はなかった。」
だけど、履歴には彼氏の番号だし。。。考えれば考えるほど混乱。とりあえず昨日の出来事は流し、
・彼氏の母親が心配してる
・友人Mの姿を見たら逃げるように去って行った
を立て続けに聞くと
(ガチャ)
また電話を切られた・・・
一体なんだろう。
・嘘の出張外泊
・友人Mを見たら逃げるように去った
・香水の匂い
ここまでを見ると、明らかに「女」の影がするように見える。
だけど現実は違った。
M:「う~ん、なんか声をかけた時、すごくヨソヨソしかったし、あれ?って思ったんだけどねぇ。。。」
心配と言うより真相を確かめたい、と相談をしてるとBAR店長さんが話しに入ってきた。
店長:「H君だろ?この間1人で来てた時、就職したから「遊びに」来て。って言ってたよ。」
遊びに・・・?
また意味不明。
店長:「るいるい@ちゃん、H君の名刺って持ってる?」
就職したばかりだからまだ作ってる最中で、出来たらあげるねーなんて聞いてたけどそんな事すっかり忘れてた。
店長:「これ名刺なんだけど・・・。」
と差し出された名刺をMと確認。
「ここへ行ってみようよ!るいるい@ちゃんも行ってみて待ち伏せでもなんでもして、一回聞いた方がいいと思う。
私も付合うからさ!!」
と気持ちと押してくれるMを見ながら、
・・・行ってみよう。
数日後、有給を取ってHの会社がある都心へ。
(続く)
着いたのは普通のビル、会社の名前をちゃんとあって普通の会社でした。
目の前に喫茶店があったので、そこでHを待ち伏せすることに。
しばらくするとスーツ姿のHがロビーから出てきた。毎日残業で遅いって言ってたのにまだ夜の七時過ぎ。
すぐお金を払って出て行くと、Hは隣の地下ビルへ消えていった。
Mと後を追ってみると、なんとHが入った先はゲイバー。
名刺の住所は隣雑居ビルに合わせて同じ・・・Hが勤めていた会社はそれを経営してる事務所だったらしい。
わけがわからなくなり。その場で放心状態。だけどMはその店興味津々らしく
「ねぇ、入ってみようよ。」
って入れるかバカヤロー!!。
じゃぁ、私中入って確かめてみる。後でメールするから、るいるい@ちゃんは帰りな偵察してくる、と。
とりあえずそこはMに任せて電車に乗って一人帰宅。
布団の中で泣いてるとHから着信、あぁMが偵察に行ってバレたから電話がかかってきたんだな・・・
出ると
「ちょっと話がある。」
うん、わかった・・・と言うとまた外へ出る私。
近くの公園で待つこと小1時間。
Hがやってきた。
しばしの沈黙の後、
「もう、わかってると思うけどさ・・・。」(続く)
ウホッてんのか
「るいるい@の事は本当に好きだ。だけどやっぱり男性を好きな気持ちを捨てきれないんだ。
るいるい@と付き合ってる間ずっと隠してた。でも、本当に本当にごめん・・・・・(泣)」
「結婚時期が迫ってくるに連れて、本当にこのままでいいのかなって思い始めた。就職先も少しでも携わるのに関わりたかっんだ。
だけど男が男を好きな時って、女は本当に要らないって思ってしまうんだよ・・・(泣)」
「行き着けのBARの店長に名刺を渡したのも、実は・・・好きになりかけてたんだ。
名刺渡してさ、遊びにきてくれって言った時にMちゃんに声をかけられて・・・(泣)」
あ、
ああ、もういいわ。
お願いだからもう話さないでくれ。
結婚までしようって・・・
部屋まで探して・・・
漫画みたいなオチってなんだよ!!
恋人がバイセクシャルなんて、親になんて言えばいいーんだよ!!
男が男を愛しあってるときだったんですね、お前なんかいらん!宣言があったのは。
顔を両手で隠し泣き崩れるH(確かにオカマっぽかった)
放心状態・・・というかからっぽになった頭の中に
ぴんぴろり~ん♪
件名:偵察結果!
本文:ゲイバーって凄いね!男と男の愛の巣ですよ。H君ここに通って・・・
プチ。(携帯を切った音)
「じゃぁ、私帰るね。」
「るいるい@!本当に好きだったんだ、ごめん、本当にごめん!絶対俺よりいい人探してfw(いいかけ)」
「触るなゲイ野郎が!!!!!バチバチバチバチーン!!!(往復ビンタ3回)」
振り向きもせず、その場を後にした私。
後ろでずっと泣いてるHの声がしました。
その後Hとは会ってませんが、私は今でも男性不振なところあります。。。
読んでくれてありがとうございました。
早く685に幸せが訪れますように・・・
乙。犬に噛まれたと思って忘れるんだ。
引用元: ・◇修羅場◇part39
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