大学時代の友人から紹介してもらった女を社会人サークルに誘ったら(*･ω･)ノ

結構昔の話。 
かなり長いのでお覚悟を。 

私子　･･･　当時20代前半　某サークルのメンバー 
友子　･･･　当時20代前半、大学時代の友人。至って善人。友美を私に紹介。 
友美　･･･　当時20代前半、友子の友達　見た目は純情そうだが属性は相談女。 
　　　　　 共依存傾向あり。 
チャラ男　･･･　当時20代前半、サークル横繋がり　私子とは面識殆どなし。 
馬男　･･･　多分20代後半　ナンパ野郎　属性はDV 
馬子　･･･　年齢不詳、馬男の彼女。属性はメンヘラ　 

大学時代の友人友子から紹介してもらった友美。 

地方から出てきて、まだこちらには友達が少ないからということだったので、 
私の入っている社会人サークルに誘った。 
まだ田舎から出てきたばかりで方言も少し残った話し方が純情っぽくて微笑ましい 
友美は中高年がメインのサークル内でたちまち人気者になった。

もう解りきってはいたが、チャラ男にとっては友美はほんのお遊び。 
可愛い女の子を誘うのは「エチケット」とまで言い切る正真正銘の「女たらし」。 
ただ、友美にとっては初めて（！？）の相手で、それはチャラ男にとっても意外だったそうで、 
短期間の間に半同棲状態に至ったらしい。 
しかし、そこは「女たらし」らしく、部屋のそこかしこに他の女の気配。 
そこで友美切れる、「他の女とは全部手を切って！」と。 
チャラ男も、「女とそういうことするのなんて挨拶と一緒じゃないか！？」と応戦。 

・・・ええ、この話を深夜11から午前3時過ぎまで電話で聞かされました･･･orz。 

当時私も電話では彼女のお悩み相談にほぼ毎日のように付き合っていたものの、 
仕事で会社泊まり込みもあったりしたせいか、次第に彼女からの愚痴も減っていったので、 
それなりに落ち着いたのかな･･･？と思いつつ、そこからまたしばらく時間が経つと、 
またサークル活動にも復帰して、お互いチャラ男の件には触れずにそこそこ楽しく 
平和な毎日をしばらく過ごしていたのですが・・・。

ある時、サークル内の女性の先輩が結婚するとの事でお祝いをする事になり、 
お祝いの品の買出しに友美と出かけて「私たちはいつ結婚できるかな～？」なんて 
他愛の無い話をしていると、妙に友美が上機嫌になり、 
「次は私かも？」なんて言い出した。 
えええ～！？チャラ男事件からまだ半年くらいしか経ってないのに？と、目を白黒させていると 
２ショットのプリクラを見せてくれたが、友美の横に写っているのはどうみても馬。 
例えて言うなら、東京オリンピックの記録映像に写っている当時の日本人のような、馬面。 
「カッコいいでしょ～～♪」と、友美はうっとり。 
「そ、そうだね」と動揺しつつも興味津々で詳細を聞くと、この馬面の馬男を通勤電車で 
よく見かけて気になっていたところ、たまたま降りる駅で雨が降って雨宿りしていている所を 
馬男に声をかけて･･･（以下略）という流れだったらしい。 
それでもこの時点で既に交際一ヶ月目で、近々きちんと同棲をする運びとなった、というから 
今回はいい相手と出会えたんだな、って安心していたのだが甘かった。

深夜にまたSOSの電話が。 
「彼に女が居た」とのこと。 

ただ、そこは馬男も観念して友美に彼女（馬子）の存在告白したのだが、 
その彼女こと馬子とは、かなり長い付き合いで何度も別れたり付き合ったりを繰り返しで 
腐れ縁状態で、お互い浮気しまくりだったらしい。 
そもそも馬子自体がもともと精神的に弱いところがあるらしく、何度も狂言自殺や出会い系で 
男を漁ったりしているものの、過去馬男の子供を中絶させたという負い目もあり、 
馬男としても、結婚するしないは別として、最低限の責任は持たねば、という意識があったそうだ。 
ただ、どうやっても馬子（馬男）とは傷付けあう関係にしかなれないから、 
お互いいい人が出来たら別々の人生を歩もう、という約束までしていたらしい。 

友美は馬男にぞっこんだったから 
「それでもいい、私が一番だって思い知らせてやるの！」と鼻息をまいてた。 
私も、 
「とりあえず同棲はしばらく延期したほうがいいんじゃないの？」とは 
アドバイスしたものの、逆に闘志を掻き立てられたらしく、その後早々に二人は同棲に至った。

確かに、しばらくは二人は仲睦まじかった。らしい。 
少なくとも、一月以上は彼女からろくに連絡も無かったし、サークル絡みの連絡も、 
「今忙しいから」でｶﾞﾁｬ切りされるほどだったから。 

変化が現れたのは、季節がだいぶ変わってから。 
とかく、私の帰宅（大体9～10時すぎ）を狙って電話がかかってくる。 
それも夕飯を食べようと、カップラーメンにお湯を注いだ直後とか、絶妙なタイミングで。 
内容の大半はお惚気。 
居酒屋でバイト経験のある馬男が美味しい料理を作ってくれた、という類の、ささやかな 
幸せ自慢。 
当時喪だった私は仕事に全エネルギーを吸い取られている状態だったので、そんな男女の 
色恋を『なんか億劫そうなことやってるなあ』位にしか感じなかったので、 
へーはーそうなんだー、と生返事しながらそれよりこの伸びきったラーメンどうしようかと 
考えながら聞き流していた。

程なく、 
「馬男が帰ってこない。馬子の所にいっているらしい」と泣きの電話が来る様になる。 
この頃になると私も見たいドラマがあるときには電話で中断されても後で見れるように 
ビデオセットしておいたり、帰宅したらすぐ電話のコードを引っこ抜いたりしておいたのだが、 
その日は留守電に「彼男に蹴られた。今夜泊めて」とメッセージが。 
あわあわしていると、ほどなく部屋着のような格好にサンダル姿で友美がやってきた。 
唇が紫色でぶるぶる震えている。 
とりあえず事情を聞くと、馬子の部屋から帰ってきた馬男に詰め寄った友美、逆切れした 
馬男に「おめーはつべこべうるさいんだよ」と腹や腕や足に蹴りを入れられたらしい。 
これ見て、と服を捲くった友美の腹には、見た目にも痛々しい青痣が。 
「ねえ友美、やっぱ馬男さんは尋常じゃないよ、女に手を出す男は最悪だよ、」と友美を 
慰めたら、 
『　彼（馬男）　の　こ　と　は　悪　く　言　わ　な　い　で　！　』 
ですと。 

とりあえず興奮する友美をなだめ、鎮痛剤を飲ませてその日は寝かせようとしたが、 
日付が変わり、終電もとうになくなった頃に「やっぱり帰る」といって、 
止める私を振り切り、タクシーで友美は馬男の元へと帰っていた。 
（この時貸したタクシー代を私はまだ返してもらってはいない。）

その後、私は友美の相手をするのも馬鹿らしく、 
留守電に友美からの必死のお詫びメッセージが入っていても決して電話をかけなかったし 
誰の電話もとることもなかった。 
（友美以外の人間に、電話は一切取らない、用件は留守電に入れてと伝えたので大きな混乱はなし） 

そしたら、友美、なんとサークルの若手の男性に声かけてたよ･･･orz。 

余り思い出したくないので以下箇条書きで。 

・サークルで借りている事務所で会合中、友美と再会。 
・気まずいながらも、若手メンバーの仲裁でなんとなく仲直り 
・若手有志で「友美を守る会」みたいなのが発足 
・友美、以前友人とルームシェアで住んでいたアパートに戻る 
・・・ややしばらく平穏な日々が過ぎる。 
・なんと馬男、サークル事務所をかぎつけ、乱入。 
・若手メンバーの一人、殴られる。事務所一部破壊。 
・何か私が友美をそそのかした事になっていたらしく、土下座で謝らせられる。 
・私子、友美を魂の底から絶交宣言。

正直、その後のゴタゴタの記憶は曖昧だ。 
何とか思い出そうとするけど上手く思い出せない。 

確か馬男と友美は別れたと思う。 
友美からその後、ルームシェアした友人（女）とケンカしたから 
私子の部屋に一緒に住まわせろ（命令形）、と連絡が来るが、 
私子「･･･いい加減目を覚ましたらｗｗｗ？ﾌﾟ」で電話ｶﾞﾁｬ切り。 

あれから何年も経つが、今では私もすっかり「喪」ではなくなり、それなりに 
幸せな日々を送っているが、 
友美は自らのツケを「違うかたち」で支払っている、らしい。 

今でも年賀状は来るけど、一体どういう気持ちで出しているのか？ 
知りたくも無いけどいつも
不思議に思う。 

全然スカじゃなくてごめんね。 
でも、ずっと胸の中に留めていた記憶を開放できて、少し気持ちは楽になったよ。 
駄文、読んでくれてありがとう。

乙

私子一方的に被害者ﾜﾛﾀ 
乙でした