毎回自慢してくる女が彼氏を誘惑してきた。冴えない癖に私の事いつも見下していて気に食わなかったらしい。

いい感じにお酒が回りだした頃に私子の近くに座っていたA美が、今彼氏いないのぉ～と愚痴りだした。 
A美は面食いで、連れて歩いた時に自慢できるような男じゃないと嫌だと常々言っていた。 
私子は普段からくだらないと思っていたが、A美も薄々それを感じていたのだろう、多分私への当てつけのようにこう言ってきた。 
「でもぉ、彼氏いなくて寂しいけど、妥協でかっこよくもない男と付き合うのは嫌～。 
次が見つからないからってさえない男とずっと付き合ってても惨めだと思うの。 
それくらいだったら彼氏いない方がましかなぁ☆」←かなぁのあたりで私子を見た 
人は人自分は自分、自分が幸せならなんとでも言わせておけと今までスルーしてきたんだけどこの時は流石にイラッとして、 
「外見良くたって一緒にいて楽しい人じゃなきゃ意味がないと思うけどね。てか簡単に代わりが見つかるような付き合い方の方がよっぽど惨めだと思う。」 
一緒に座っていた他の人達は大変気まずそうでした、心狭くてごめん。 
A美は言い返されてムッとしたみたいだけど、周りが気を遣って別の話題を出したのでその後荒れることなく飲み会は続いた。 

それからしてちょっとお手洗いに行って帰ってきたら、なぜかA美が彼男に積極的に話しかけているではないか。

せっかく言い返してちょっと清々していたのにまたしても私子のイライラ度急上昇。 
急いで彼男の傍にいって「彼男」と呼びかけたら、ちょっと困っていたようで救われたような顔をした。 
でもA美の方は私子が来てもスルーでなぜか地味な彼男にぶりぶりやっている。 
私子「彼男向こう行こう」 
彼男「うん、じゃぁA美さんごめん、またね」ととっととA美置いて去ろうとしたら 
A美「彼男君束縛されててかわいそぉ～、A美だったらそんな事しないのにぃ」 
聞き終るが速いか、彼男の袖をひっぱっていたA美の手をはたいた私子。 
「さっき言い返された腹いせだかしらないけど、彼男に慣れなれしく触らないで！」 
もう飲み会自体がしーんとなりました、今は反省している。 

はたかれてA美もキレたようで色々と叫び出した。 
・冴えない癖に私の事いつも見下していて気に食わなかった。 
・みんなｶｯｺｲｲ彼氏だねって言ってくれるのに、私子は自分に彼氏がいて図に乗っているのかちゃんと褒めない。彼氏冴えない癖に 
・そんなに冴えないのに俺男の人柄が好きだとか嘘に決まっている。となったら夜の方が上手いのかも？ 
・そうだったらどんなものか気になるからアプローチかけてみた。 
・大丈夫、私の方がかわいいしモテるからすぐなびくはず。だから邪魔しないでよ 
最初の方こそ、彼男バカにすんな！と殴りかかる勢いだった私子だけど（彼男が必死に止めていた）夜の～のあたりからﾎﾟｶｰﾝ状態。回りもﾎﾟｶｰﾝ状態。 
なぜかあんたなんか私に敵わないんだからっ！と若干勝ち誇った顔していたA美、なんて言葉をかけてやればいいんだと考えていたら 
彼男「A美さんごめん、俺は私子が好きだからA美さんと付き合わないし･･･ましてや体の関係だけなんて事出来ないよ。」 
A美「はぁなんで？！私子よりA美の方が絶対いいのに、私が付き合ってもいいっていってるのに断るの？」←本当にこういった。 
自分で起こしといてあれなんだけど、A美の考えに付いていけなくなって残っているたこわさ勿体無いとか考え始めてた。 

何度か上のやりとりを繰り返してたらついに彼男が 
「正直A美さんみたいな条件で人を選ぶ人は嫌いだ。私子に言った悪口を謝ってほしい。」と言ったら、A美がその場に泣き崩れた。

その後泣き出したA美を見るに見かねて周りが動き出し飲み会はお開きになった。 
帰り道彼男に「もっと大人の対応しなさい」と怒られた。 
A美はあの二人ひどい！と喚きながら帰ったみたいだけど、あまり周りが同情的じゃなかったのですねて？その後サークルに来なくなった。 

彼男とは今でも続いています。 
修羅場らしくないのに長文失礼しました。これで終わりです。

いやいや、充分修羅場だよ。 
当て付けの為に好きでもない男になびくとか、どんな男でも 
自分の思うが
ままになるとか思い込んでる女は厄介だよね… 
乙でした。