ジョッキを固く握りしめた手が震えていた私を先輩が悪役になって助けてくれた。
私は本当に「全く、一口すら」飲めない
家族全員飲めなくて、二十歳になった時に「カルピスのやさしいお酒 もも」を二口飲んだときも
顔が真っ赤になり、真っ青になり、寒気がしてガタガタ震えて意識が遠のいた
二口しか飲まなかったのも、お酒が苦くて舌が痛くて飲めなかったため
その時は一緒にいた友達が看病してくれて、ウコンの力を飲ませてくれたりして救急車を呼ばずに助かった
甘酒や粕汁でも匂いで気持ち悪くなることから口をつけないようにしていた
それから二年たち、就職して職場で歓迎会が開かれた
女性が少ないところで、そのせいかそこですごくお酒を勧められた
私は「全く飲めません」と前もって伝えてあったのに、席についた途端幹事が「とりあえずビール」と全員分のビールを注文した
「全くっていっても最初の一杯は飲めるでしょ?」と
周りも「付き合いで乾杯くらいはしないと」「これだけでいいから」と譲歩してやってるぞ感を出しまくり
周りは乾杯してぐびーっと一気飲みする人もちらほら
私は口もつけられない
周りからは囃し立てられるし、どうしようもなくて、ジョッキを固く握りしめた手が震えていた
それをみてとった斜め前に座った先輩が私の手からビールをとって、ぐびーっと一気飲み
そのまま空のジョッキを私に返してくれた
四面楚歌だったからその優しさが嬉しくて、泣いてしまって、そしたら先輩が私を連れて一緒に外に出てくれた
「よしよし、怖かったね」と慰めてくれて、その優しさに余計涙が止まらなくなって心の中が修羅場だった
だって傍から見たら先輩が私を泣かせているように見えただろうから
その歓迎会はそのまま先輩が送りかえしてくれた
週明け会社に行ったら、先輩が私を口説いて連れ出したと、先輩が悪者になって私を庇ってくれていた
そのレベルのアルコール受け付けなさだと
お酒の出る宴会場も無理だよね
多分、最後までいたら具合悪くなってたよ
その後の話も書かないと
大学では友達が皆理解があって、居酒屋に行ってもお酒を飲まないか、飲む人は離れたテーブルだったので
こんな酒にあふれた飲み会自体が初めてで、冗談でなく命の危険を感じました・・・
熱燗の匂いって強烈です
あれから居酒屋は一度も行ったことがありません
>>15
会社の上役の方が飲み会大好きなスモーカーで、昇進するのも上役と仕事後楽しくお酒飲んだり、タバコ休憩で仲良くお喋りしている人ばかりだと悟り、資格だけ採らせてもらって退職しました
今は結婚してその資格をつてに、飲み会のない会社でパートとして働いてます
引用元: ・今までにあった修羅場を語れ【その16】
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